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空き家コラム

空き家バンクと買取、
どちらを選べばいい?

公開 2026年10月7日 文・高橋(丸二不動産)

実家の空き家をどうするか考え始めると、「空き家バンク」という言葉を目にすることがあります。自治体が関わる制度なので安心感がありますが、買取とはしくみも、かかる時間も大きく違います。それぞれの特徴を知って、ご自身に合う方法を選びましょう。

空き家バンクとは

空き家バンクは、市町などの自治体が、売りたい・貸したい空き家の情報を登録し、移住を考えている方などに紹介する制度です。

  • 所有者が市町に申し込み、空き家の情報を登録します。
  • 市町のホームページなどで、物件の情報が公開されます。
  • 関心を持った方が、見学や条件の交渉に進みます。

多くの場合、自治体の役割は「紹介」までです。価格の交渉や契約は、所有者と利用希望者の当事者同士で行うか、自治体と協力している不動産会社が間に入って進めます。登録の条件や手続き、交渉の進め方は市町によって異なります。

広島県では、県と市町が連携した空き家バンク「ひろしま空き家バンク みんと。」で、県内の空き家情報をまとめて見ることができます。山口県では、県の移住情報サイトで市町の空き家バンクの案内がまとめられています。

なお、空き家バンクは「売る」だけでなく「貸す」物件として登録できる市町も多くあります。貸す場合は、修繕や入居者とのやりとりを誰が担うかも考えておく必要があります。

空き家バンクが向いている人

  • 急いでいない:売れるまで、あるいは借り手が決まるまで、時間がかかっても構わない方。
  • 家を住まいとして使ってほしい:移住してくる方など、実際に住む人に引き継ぎたい方。
  • 自分で対応できる:見学の立ち会いや、利用希望者とのやりとりに対応できる方。

市町によっては、空き家バンクに登録した家の改修や家財の片付けに使える補助制度を用意していることもあります。登録を考える場合は、あわせて確認してみてください。

空き家バンクに時間がかかりやすい理由

  • 登録までに手順がある:申し込み、市町による現地の確認などを経て、ようやく公開されます。
  • 利用希望者の動きがゆっくり:移住は人生の大きな決断です。仕事や家族の事情を整えながら検討するため、見学から決断まで時間がかかります。
  • 家の状態が影響する:古い家は、利用希望者が改修の費用を心配し、話がまとまりにくいことがあります。

また、利用希望者が見つかっても、住宅ローンの審査や移住の準備に時間がかかり、契約までさらに数か月かかることもあります。登録しても、すぐに問い合わせがあるとは限りません。その間も、固定資産税や草刈り、家の傷みは続きます。

買取とは

買取は、買い手が直接、家を買い取る方法です。買い手を探す期間がないため、条件が合えば短い期間で手放せます。家財が残っていたり、建物が古かったりしても、そのままの状態で買い取ってもらえることがあります。

一方で、住みたい人に売れた場合と比べると、価格は低めになるのが一般的です。「時間と手間」を優先するか、「価格」を優先するかが、選ぶときの分かれ目になります。

比べてみると

  • かかる時間:空き家バンクは長くかかることが多い/買取は短め。
  • 価格:空き家バンクは希望の価格で出せるが、決まるとは限らない/買取は低めになるのが一般的。
  • 家財や片付け:空き家バンクは片付けが必要になることが多い/買取はそのままでよい場合がある。
  • 手間:空き家バンクは見学対応や交渉がある/買取は少ない。

併用するという考え方

どちらか一方に決めきれない場合は、次のような順番で考える方法もあります。

  • 1. まず買取の査定を受けて、「最低でもこのくらい」という金額を知る。
  • 2. 空き家バンクに期間を決めて登録し、住みたい人を探す。
  • 3. 期間内に決まらなければ、買取に切り替える。

先に金額を知っておくと、空き家バンクで価格の相談があったときにも判断しやすくなります。ただし、空き家バンクで不動産会社と媒介契約(売却を頼む契約)を結んだ場合は、その契約の条件も確認しておきましょう。また、登録中にほかの方法で売る場合の扱いは、市町の決まりを確認してください。

丸二不動産では

丸二不動産は、広島県・山口県の空き家を自ら買主として買い取り、直して賃貸住宅としてお貸ししています。家財はそのまま、解体も不要で、仲介手数料はかかりません。空き家バンクへの登録を考えている方も、比べる材料として無料の査定をご利用ください。

※空き家バンクの登録条件や補助制度は、各市町の担当窓口やホームページで最新の情報をご確認ください。

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